2014年2月28日
国連生物多様性条約の政府間非公式会合に参加しました。


2014年2月24日~28日に、韓国・平昌にて開催された国連生物多様性条約の名古屋議定書に関する第3回政府間非公式会合
(Third meeting of the Ad Hoc Open-ended Intergovernmental Committee for the Nagoya Protocol on Access and Benefit-sharing; ICNP3  http://www.cbd.int/icnp3/)に、
私、渡邊幹彦が、オブザーバーとして参加し、政府派遣団などに対して、会議を聴講するとともに、
研究の途中成果について、情報発信を行いました。


生物多様性条約は、1993年に発効した環境条約で、2010年に、その議定書として名古屋議定書が、採択されました。
名古屋議定書は、国境を越えた遺伝資源の探索とそこからの利益配分を規定する重要な国際環境条約です。
同議定書は、本年中に発効することが期待されています。
同会合は、本年10月に開催される締約国会議を前に、解決すべき問題を交渉すべく開催されたものです。

尚、渡邊教授の研究は、各締約国が、名古屋議定書を実施した時に、どのような便益があるかについて、
技術移転(学術関係の共同研究にあたります)の観点から、マクロ経済学的手法を用いて計測を試みているものです。
最終研究成果は、前述の本年10月に開催の締約国会議で発表予定です。

参考サイト: 国連生物多様性事務局による、本会合の公式な報告
http://www.cbd.int/doc/press/2014/pr-2014-02-28-icnp3-en.pdf





(教育関係者席で会合を聴講する渡邊)





(会合決議文を採択する共同議長のジャネット・ロエ氏(Janet Lowe)(ニュージーランド))